非小細胞肺がん治療におけるイレッサの必要性について

 イレッサ(ゲフィチニブ)は非小細胞肺がんに対して平成14年8月から医療保険診療が可能となった分子標的薬剤であります。臨床使用が開始されて間もなく急性肺障害の副作用が3-5%程度の確率で発症し、致命的になる場合も少なからずあることが判明しております。こうした状況から本剤の使用についていろいろな意見が出されており、マスコミの論調は副作用を経験した患者さんや一部の医学研究者からの否定的意見に重きを置いている傾向が見られます。一方、進行肺がんを専門に治療をしている第一線の多くの医師は慎重な投与で安全性に注意すれば進行性非小細胞肺がんの約30%程度に有効性と臨床的改善が十分期待ができるとしています。そのため、厚生労働省でも本剤の安全性評価について専門医の意見を取り入れて、現時点では慎重な投与を行うことを前提として、特別な処置を必要としないと評価しております。しかし、進行性非小細胞肺がんでイレッサ錠の投与を受けている多くの患者さんの意見はマスコミでも十分取り上げられておらず、この薬剤に大きな恩恵を受け、有効性に期待している患者さんは、厚生労働省が今後の対応において否定的な動きをするのではないかと非常に不安をもっておられると聞いております。ホームページではイレッサに大きな恩恵を受けているとする評価の声も多数確認でき、マスコミの報道の否定的な報道に不満を示しています。ただし、患者団体がない肺がん患者のそうしたイレッサの必要性の声はまとまった意見となって規制当局に届いておりません。

 私達は今まで西日本胸部腫瘍臨床研究機構として臨床試験や患者さんへの広報教育活動をして参りましたが、こうしたイレッサの現況を考慮する時、本剤を必要としておられる患者さんの声を全く中立な立場で厚生労働省に届けることも患者さん支援の立場から重要な役目であると考えております。
 つきましては、イレッサを服用されておられる患者さんで、現在の自分に是非必要な薬剤と思われる方は別紙に署名頂ければ、患者さんの声として厚生労働省へお届けする役目を果たしたいと思います。ただし、貴方のプライバシーは厳重にお護りすることをお誓い申します。

なお,西日本胸部臨床研究機構はイレッサを発売している企業とは利害関係がなく,肺がん患者さんの立場に立っていることを申し添えます。また,我々は,薬害防止に取り組んでおられる団体,個人の活動を否定したり妨害したりする意図はないこともあわせて申し添えます.

平成17年2月28日

西日本胸部腫瘍臨床研究機構(WJTOG)   会長 福岡正博


嘆願書の署名について(厚生労働省の審議が近いため,1週間以内にお願いします)

 現在,WJTOG参加施設,WJTOG会員に嘆願書の署名用紙が準備されています.WJTOG参加施設に通院中の患者さんは主治医もしくは肺がん治療担当医に申し出てください.嘆願書が手に入らない方は,至急,電子メールかFAXでWJTOG事務局にご連絡ください.趣意書と嘆願書をお送りします.

WJTOG事務局(メールするにはここをクリックしてください)

お申し込み/お問合せ先
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NPO法人 西日本胸部腫瘍臨床研究機構 なんば事務所
〒556-0016 
大阪市浪速区元町1-5-7
ナンバプラザビル304
Tel:06-6633-7400 Fax:06-6633-7405

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インターネットを用いた要望もお願いします

 嘆願書とは別に,「イレッサを販売中止にしないで!」という患者さんの声を直接厚生労働省に届けてください.厚生労働省では,ホームページ上で広く国民の皆さんの要望,意見を採り入れています.下記の厚生労働省要望窓口をクリックすると,厚生労働省の要望窓口が表示されますので,所定の項目,事項を記入の上,「肺がん患者として,イレッサは必要です」等,皆さんのご要望を記入して送信してください.